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臨床検査室

臨床検査室

臨床検査室では患者さんから採取した血液、尿、便などを調べる「検体検査」と心電図や脳波など患者さんを直接調べる「生理機能検査」を行っております。緊急での迅速な検査に対応できるよう、24時間体制で臨床検査技師が待機しています。

脳波検査とは

脳波検査とは

脳は、その活動にともなって、非常に微弱な電流を流し続けており、その細かな電位差は頭部の表面上でたえず変化しています。頭部に電極を付け、その電流を導き出して増幅器にかけ、波形として記録するのが脳波検査です。脳の機能的変化をとらえたもので、脳血管障害やてんかんなど、脳の異常が疑われるときに行われます。

どんな目的で検査するか

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・脳の異常による意識障害の診断
・てんかんの診断
・脳死の判定

検査でわかる病気

てんかん
肝性昏睡・薬物中毒などの意識障害
脳腫瘍・脳血管障害・頭部外傷などによる頭蓋内の病気

どんな方法で検査するのか

外部からの電気的交流を遮断した、シールドルームと呼ばれる特別な部屋で行いますが、脳波計を移動すれば病棟のベットサイドでも行うことができます。ベットに横になり頭皮に20個、耳に1個ずつの電極を付けて記録します。
普通は安静時、覚醒時、閉眼時の記録をとりますが、てんかんの検査では脳に刺激を与えて異常脳波を誘発する負荷脳波記録も行われます。

検査時間

検査時間は40~50分位です。

検査のときの注意

・痛みなどのない検査ですので、気分を楽にして下さい。
・検査に長時間かかりますので、検査前にトイレを済ませて下さい。

検査結果の説明

記録された脳波は、脳神経外科医、神経内科医などの専門医によって、直ちに判読され診断が行われます。

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生理機能検査

心電図検査

心電図・ホルター心電図から不整脈、心筋梗塞、心不全などの診断に役立てます。

脳波検査

頭皮に電極を装着し、α波やβ波などの電気的信号を脳波計で記録して脳神経を調べます。

呼吸機能検査

肺活量などの呼吸器の機能測定を行い、レントゲンではわからない肺や気管、気管支の状態を調べます。

ABI検査

手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで動脈硬化の程度を数値として表します。

検体検査

尿の一般検査

尿中の成分を調べて腎臓や肝臓の異常を検出します。尿検体からおおよそ1日に食塩をどのくらい摂取しているか計測します。

血液学的検査

赤血球や血色素から貧血の程度を、白血球の多さから炎症の程度などを把握します。

生化学的検査

血液中の糖質・蛋白質・酵素などを調べ、臓器の異常を把握します。

輸血関連検査

輸血のための血液型検査や交差適合試験を行います。

POCT検査

インフルエンザウイルス・ノロウイルス・HBs抗原・HCV抗体・簡易心臓マーカー尿中ニコチン・呼気中COの迅速検査を行います。

外部委託検査

微生物学的検査・病理学的検査・特殊検査は外部委託先にて検査をします。

主な装置

生化学的検査機器

図

Ortho VITROS 4600

血液学的検査機器

図

Sysmex Xs-500i

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